2013年09月11日

あーん

 僕の彼女・西園奏菜ちゃんは今日も。
「えへへ〜」
 ニコニコと笑いながら、大量のパフェ、アイス、ケーキ、その他いろいろを注文し、テーブルいっぱいに広げる。
「いっただっきまーすっ」
 彼女は笑顔でそう言って、幸せそうにパフェを食べ始めた。


(18禁ゲーム「キミへ贈る、ソラの花」のヒロイン、西園奏菜(にしぞの・かんな)ちゃんの非公式SSです。
 大きなネタバレはありませんが、お読みになる際はご了承ください。)





 奏菜ちゃんは甘いものが大好きだ。前にも一度、奏菜ちゃんに誘われてこの店に来たことがあった。デザートに力を入れた、良心的値段のファミレスに近いお店で、奏菜ちゃんはあれもこれもと、大量にデザートを頼んだ。
 いやしかし、あの日から1カ月くらいしか経ってないのに……また同じ光景を見ることになるとは。
「柊哉くんは? どれ食べたい? どれでも食べていいよ!」
「……奏菜ちゃんが飽きた奴くれればいいよ」
「あれ? なんでそんなにテンション低いのっ? 今日は、デートだよっ、デートっ!」
 奏菜ちゃんはそんな感じでテンションが高いけど……、11時にお茶して13時にお昼食べて15時にこの量のデザートを見せられるのは正直きつかった。というか、食べてばっかりなんだけど! デートってこれでいいの!?
「ちなみに聞くけど、この後夕ご飯は……」
「あ、食べたーい。何食べる?」
 ……訂正。奏菜ちゃんは甘い物も大好きだけど、とにかく食べるのが大好きな女の子だ。以前は「そんなに食べないよ?」と言っていたけれど、最近慣れたのか遠慮がなくなってきた。まあ、幸せそうだからいいんだけど、そのうち抱きかかえられなくなるんじゃないかと言うのは心配だ。僕が力を付ければいいのかな……。筋トレしよ……。
「よしっ、まずはアイスが乗ってるのから食べて行こうっと」
 んむんむと、奏菜ちゃんはいろいろなお皿を交互に入れ替えながら、アイスを口に運んでいく。僕も近くにあるアイスを一口食べる。美味しい。
 食べてる間、奏菜ちゃんは結構静かだ。なので僕だけ話しかけるのもどうかと思い、奏菜ちゃんをじっと見るのに集中したりする。豪快にがっつくわけではなく、一口一口を大事にするようにあむあむと食べる。そして何度も幸せそうな顔をする。
「はぁ〜、美味しいっ。……あれ、柊哉くん食べてる?」
「食べてるよ」
「本当? 全然減ってないよ。……あ、待ってっ」奏菜ちゃんはパフェのアイスとクリームをスプーンに乗せて、僕の方へと差し出した。
「はい、あーん」
「……」
「あっ、クリーム垂れるっ! 早く早くっ」
「う、うう……」
 奏菜ちゃんに急かされ、僕は仕方なくスプーンをくわえる。冷たさが口いっぱいに広がるけど、味はよくわからないくらいに、とにかく恥ずかしい。
「もっと食べる? ちょっと待ってね……」
「い、いいっ、自分で食べるからっ」
「遠慮しなくていいのにー」
「いや、これは恥ずかしいってっ! 人前でこういうのは……」
「ええ?」
 奏菜ちゃんはなんだか腑に落ちないとでも言うように首を傾げる。何やら、不満そうだった。
「柊哉くんは、私に、あーんってされるの、嫌なの?」
「うん……人前では、ちょっと……」
「柊哉くんは、私に、されるの、嫌なの?」
「なんで大事な部分なくすの!?」
「わーいっ、赤くなったぁ」
 大変恥ずかしいセリフを、小声で、上目遣いで言われた。全く、公共の場でなんて恥ずかしいことを……。あとで叱ろう……。
「そんなに、気にしなくてもいいんだよ? だって、私たち恋人同士なんだよ?」
「いや、それはそうだけど……」
「こんなことは全然大したことじゃないんだよ。誰も気にしてないよ!」
「いや、そんなことは……」
「はいっ、あーんっ」
 再びスプーンにアイスを乗せ、奏菜ちゃんは僕にスプーンを差し出す。
「……あーん」
「はいっ、どうぞ〜♪」
 う、うう……流されてる……。恥ずかしい……。
「えへへ、大好き〜」
「人前でそう言うのも……禁止」
「えー? 柊哉くんは恥ずかしがり屋さんだな〜。じゃあ柊哉くんは……」
「言わせようとするのも禁止」
「まだ何も言ってないのにー」
 不満そうにしながらも、奏菜ちゃんは楽しそうで。ニコニコしている彼女を見ると、僕も幸せになる。
(僕も……好きだよ)
 口に出すのは嫌だったので、とりあえず心の中でだけ、言っておく。
 
 目の前のデザートは、ちょっと、重すぎるけど。



こないだ会社行った時に代表さんと話しまして、
「例えばなんですけど、私が趣味で翠の海とかキミソラとかのSS書いたりするじゃないですか。
 それってどこに許可取れば……」
「取らなくていいよ」
「えっ、じゃあ書いていいんです!?」
「うん」

……とまあこういう会話がありましたので、
書きたくなったら書こうかなあと思いましてまずは一つ!!!

Cabbit 第二弾!「キミへ贈る、ソラの花」応援中!

「あーん」のCGはホームページにありますので、大人の方は是非チェックしてみてください!
あと大人の方は是非ゲームのほうもよろしくお願いします!

……SSの内容については多くは語りません。
……すいません私のせいです!!!ごめんなさい!!!(土下座
posted by しょこ at 02:53| Comment(0) | TrackBack(0) | SS・2次創作 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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